家日和 奥田英朗

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家をテーマにした、6本の短編集です。

いかにも、奥田さんらしいどれも軽くて読みやすい短編ばかり。
コミック小説というんでしょうか。



「サニーデイ」
ネットオークションを始めた妻。
彼女は社会と接点を持ったことがうれしく、とことんハマってしまう。
そして、いつしかダンナの持ち物も、売ってしまうように・・・。

「ここが青山」
東京の青山ではなく、「人間至るところに青山あり」の青山(せいざん)です。
ある日、会社が倒産してしまった夫。
が、妻がもといた会社で働き始めたことで、主夫として家事をするように。
そして、徐々に主夫生活が楽になっていく。

「家においでよ」
別居をすることになった夫。
それまで妻の趣味でそろえられたインテリアを買い換えていくうちに、
自分の城へと変貌させていく。
趣味のものを集めた部屋には、同僚の男たちが集まってきた。

「グレープフルーツモンスター」
DMの宛名書きのアルバイトをする妻。
その担当の若い男性に会った夜は、なぜか官能的な夢を見るように。
そして、その夢がどんどん楽しみになっていく。

「夫とカーテン」
イラストレーターをしている妻。
夫は、とにかく事業をしたい男で、今回はカーテン屋をやるという。
その無計画な生活に嫌気がさしながらも、その生活にある法則があることに気づいた。

「妻と玄米御飯」
小説家の妻は、小説家がブレイクした途端、ロハスにはまるようになっていった。
玄米御飯に、エコグッズ。
小説家はそれをネタに小説を書こうと思いつく。
もしかしたら、奥田さん自身のエピソードなのか?と思わせる記述が多いです。


さして、大きなオチはないんですが、読後感がいいのはやはりドラマがあるからなんでしょうか。
素直におもしろかったといえる一冊だと思います。


個人的5つ星:☆☆☆☆


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