おれは非情勤 東野圭吾

powerd by Amazon360
この作品の中古本をチェックする(BOOKOFF)



小学生向けの学習雑誌に掲載された、子供向きオムニバス推理小説です。


主人公は、ミステリー作家を目指す非常勤の小学校教師。
先生の空きが出たときだけの代理教師として、色んな学校に赴任する。
そこの赴任先で、様々な事件が起こり、その教師が事件を解決する。

「6×3」
1人の先生が殺され、近くには「6×3」のダイイングメッセージが。
このメッセージが示す犯人とは!?

「1/64」
体育の時間に2人の生徒の財布が盗まれた。
その事件に、女子生徒がつぶやいた「1/64」という数字が絡んでいることを突き止める。

「10×5+5+1」
前任の先生が亡くなったため、赴任してきた主人公。
そこに刑事がやってきて、その先生が亡くなったときに教室の黒板に
「10×5+5+1」という板書が残っていたことを聞く。

「ウラコン」
自殺未遂を起こした女子生徒。彼女は「ウラコン」を悩みに思っていたという。
その「ウラコン」の意味を主人公は探っていく。

「ムトタト」
ある時、「修学旅行を辞めるように」という脅迫文が教室にあった。
その横の黒板には「先生ムトタトアケルナ」という板書が・・・。

「カミノミズ」
生徒の一人が水を飲んで苦しみだした。毒が入っていたらしい。
その水には「カミノミズ」と書かれていた。

下2作品は「非常勤シリーズ」ではなく、小学生を主人公とした推理ものです。

「放火魔をさがせ」
父親と夜回りをしている時に、休憩所で放火にあった主人公の小学生。
逃げようとした時にドアが開かなかったことは何を意味しているのか・・・。

「幽霊からの電話」
主人公の家も含め、クラスの生徒数人に家に謎の女性から電話があった。
その声の主を探してみると、その女性は既に亡くなっていた。


小学生用の推理小説ですが、大人が読んでも楽しめる一冊です。
逆に、それほど推理小説をたくさん読んでいない僕にとっては、
トリックが簡単なだけになるほどと素直に納得できるものが多かったです。

さらに、ただのミステリーだけではなくすべての作品で子供へのメッセージが
込められていて、物語としてもおもしろい作品ばかり。

隠れた名作かもしれません。


個人的5つ星:☆☆☆☆

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.naantonaku.com/mt/mt-tb-na.cgi/282

コメントを投稿