この作品の中古本をチェックする(BOOKOFF)
復讐ミステリー。
幸せな生活を営んでいる父子家庭。しかし、その娘が少年たちによって強姦された上に殺されてしまう。
謎の密告者によって、父親は犯人が少年2人であること、そして1人の家を知る。
娘がレイプされたビデオを発見した父親は、その時帰ってきた少年1人を殺し、
さらに、逃げたもう1人を追って復讐の旅に出る・・・という話。
謎の密告者は誰なのか?逃げたもう1人の実行犯は誰なのか?
そんなミステリー的な要素もあるんですが、やはりこの作品の軸は「なにが正しいのか」ということ。
快楽のためにレイプし殺害までした少年に復讐しようとしている父親が正義なのか。
少年を逮捕し、少年法によって裁こうとする警察が正義なのか。
その答えは復讐しようとしている父親自身にもわからず、葛藤していきます。
物語の終末を読んで、どういう風に取るのか、それは読む人次第だとは思いますが、
それぞれ、なにかが心に残る一冊だと思います。
「手紙」とはまた違った名作といえるでしょう。
ただ、犯人の少年たちの身勝手さに、どうしても不快感が出てしまうので、星は4つにしてみました。
個人的5つ星:☆☆☆☆