女たちの内戦 桂望実

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なぜか人生がうまくいかない女性たちの物語。
連作になっていますが、基本的にオムニバスです。


「真紀 二十九歳の戦い」
30歳を前にして、結婚に焦りを覚える主人公。
合コンにも参加するが、ろくな男と出会えない。

「佳乃 三十四歳の戦い」
早くして結婚した主人公は、徐々に子供が手がかからなくなり、
「なにかしたい」という思いだけがどんどん膨らんでいった。
自分が専業主婦で毎日を過ごしていることに、焦りを覚え始める。

「めぐみ 三十九歳の戦い」
私立の高校の企画部をしている主人公。
別にキャリアを望んでいたわけではなかったが、気づいたらいつの間にか
結婚をしないまま時が過ぎていた。
年下の恋人はいるが、どうしても彼との結婚が考えられず、どうしようかと悩み始める。

「治子 四十五歳の戦い」

セレクトショップのオーナーはバツイチだった。
徐々にお店の経営がうまくいかなくなり、お金を借りられるところを
探し回ることに。


どれも不幸な女性たちの生き方を描いています。
温かい作品を書いてきた桂さんが新たな作品に挑戦したようですが、
この分野ではやはり唯川恵さんなどの先輩のほうが上。
目新しくもないし、ちょっと残念でした。

他の作品の完成度に比べて、どうしても見劣りしてしまいます。


個人的5つ星:☆☆☆


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