息がとまるほど 唯川恵

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恋愛ホラーとでも言うんでしょうか。
女性を主人公にした、ちょっと怖い話の短編集です。
もちろん、幽霊などが出てくるわけではなく、裏切りや妬みといった、心理的なホラー。


「無邪気な悪魔」
主人公の女性は、2人の男と付き合っていた。
1人は不倫。そして、もう1人は婚約者。
いよいよ結婚が近くなって、後腐れのないように、不倫相手と別れようとするが・・・

「ささやかな誤算」
30半ばのホステスである主人公。
もうすぐ自分の店を出したいと、将来自分の店のスターにすべく、
新人のホステスを妹のように教育していく。

「蒼ざめた夜」
不倫をしていた主人公は、相手を奥さんと別れさせて不倫相手と結婚した。
だが、結局その夫は若い女とまた浮気をするように。
そんなある日、声をかけてきた若い男性に心が揺れる。

「女友達」
昔から美しく勉強もできた主人公。理想の相手を求めて37歳になっても独身のまま。
昔からの女友達は、そんな主人公を憧れの対象というが・・・

「残月」
37歳の主人公は、雑貨店の会社を立ち上げ、大成功していた。
そこにやってきた二回りも下の若手社員に、自然と心が惹かれていく。

「雨に惑う」
電車の中で傘を押し付けてきた若い女の子に怒りを覚える主人公。
後をつけ、相手の家を知ったことで、なにかイヤなことがあると、
その家に恐怖の手紙を送るようになっていった。

「一夜まで」
かつて、恋をした家庭教師の男と、1年に1度だけ出会っていた。
結婚も子供もいる自分だが、どうしてもその約束の場所へと向かっている。

「あね、いもうと」
二卵性双生児の姉妹。
妹の結婚式に行った姉。が、その婚約者は式場にやってこなかった。
まったく違う性格だと思っていたが、男に振り回されるところは似ていた。


とにかく、これでもかというくらい不幸のオンパレード。
デフォルメされているところもありますが、確かにこういう不幸な女性はいるよなあと
思ってしまいます。

女性の方は、読むと少し気持ちが落ち込むかもしれません。


個人的5つ星:☆☆☆☆


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