この作品の中古本をチェックする(BOOKOFF)
「劫尽童女」は”こうじんどうじょ”と読みます。
仏教で「劫尽火」と言われるものがあり、それは”世界を焼き尽くす炎”を表すそうで、
つまり、この作品は”世界を焼き尽くす力を持った少女”の話です。
表紙とタイトルの雰囲気から、おとぎ話のようなイメージがありますが、
SFアクション小説というんでしょうか。
とある博士が生み出した、様々な力を持った1人の少女。
彼女の力、そしてその作り方を知ろうと、彼女を追ってくる組織たち。
しかし、彼女はそんな追っ手を次々に打破。
そこで少女が感じるのは、孤独感。
普通の人間ではない自分の気持ちをわかってくれる人は誰もいない・・・。
そんな葛藤の中、少女は成長するにしたがって、次々と新しい力が開眼していく。
はっきりいって、小学生や中学生の読み物と言う印象が強いです。
序盤の雰囲気は非常にいいんですが、徐々にアクションシーン(?)というか、
戦って、逃げて・・・という繰り返しの展開になってしまっています。
前フリもなく突如現れる味方や敵。
ドンパチとやってばかりですので、まあサクっと読めますが、最後に何も残らない一冊でした。
恩田さんらしい、”意外な展開”が無かったのが残念です。
個人的5つ星:☆☆☆