しずく 西加奈子

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西加奈子さん、初の短編集。
ちょっと暖かくなったり、ちょっと切なくなる話が6本入っています。
テーマは「2人の女」。赤の他人だったり、親子だったりが軸になっています。


「ランドセル」
小学校の幼馴染と偶然出会った主人公の女性は、
勢いで2人でロスに旅行に行くことに。
そこでも、なんかスッキリしない日々が・・・。

「灰皿」
夫に先立たれた主人公の老婆は、家を人に貸すことにした。
その家を借りたのは、女性の小説家。
彼女は、一度挨拶に来てから、度々訪れるようになった。

「木蓮」
34歳の女性。彼女の41歳の恋人はバツイチで7歳の娘がいた。
元々子供嫌いなうえ、この娘が生意気で、主人公は大嫌いだったが、
恋人の前ではかわいがるフリをしていた。
ところが、ある日彼女を一日預かるはめに・・・。

「影」
とある島に1人旅にやってきた女性の前に、ウソばかりつく女性が現れた。
彼女は主人公の前にしょっちゅうやってきてはウソをついていく・・・。

「しずく」
主人公は、2匹のネコ。
彼女たちの飼い主はお互いにフリーランスで働く夫婦で、
2匹のネコはこの夫婦のことを良く見ていた。

「シャワーキャップ」
30歳で初めて同棲しようとしている女性。
彼女は、母親に引越しの手伝いをしてもらっていた。
母親は昔からお嬢様で、いつまでも子供のような性格だった。


作品によって、なにが言いたいのかわからないものと、
読後感がスッキリするものにわかれました。
「木蓮」「しずく」「シャワーキャップ」あたりは読みやすく、
ひねりの効いたもので、楽しく読めました。

西加奈子さんの作品を読んだことがないならば、この作品から
読んでみるといいかもしれません。


個人的5つ星:☆☆☆☆


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